
日本橋小伝馬町は、徳川家康が幕府を開いたおり、主に職人町や旅宿町として栄え、武士と町人の文化が融合した大江戸文化として発展を遂げました。
この江戸の香りを今に伝える日本橋小伝馬町にギャラリーをオープンさせて頂きますことは、日本文化を再度見つめ直すよい機会と、大きな喜びを感じます。
美術作品を取り扱う上で、もっとも大切なものは作者の制作過程における技術や思想、歴史もさることながら、人の一生を遥かに凌駕する長い時間を経てきた不思議としかいいようのない作品そのものが持つ唯物性にあると思えます。
人の手元に届く作品は、なんの所以あってそこへ届くのでしょうか。
そして、だれを探すために作品は時空を旅するのでしょうか。
このことを思うと、一層美術作品に出会うことの不思議と喜びを感じざるを得ません。
人やもの、そして歴史を愛おしむ心を、ギャラリーというものは教えてくれます。
この「日本橋小伝馬町ギャラリー」が、人と作品の有り難い出会いの場となり、価値ある作品をひとりでも多くの方々へお届けできるよう精進致しますので、ご支援のほどお願い申し上げます。